Delphinaの艤装・装備品について

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旅の道具としてのカヤックは、カヤック本体だけのことではなく、 必要な艤装や装備品を含めたものとCetusは考ています。

それがDelphina開発の際のポリシーなので、Delphinaの標準装備品は充実しています。普通は付属していないようなもので標準付属品になっているものが多数あります。

一方、「無駄を防ぐ」ことも拘りの一つです。

例えばスプレースカートのように、必需品でありながら、好みのものをチョイスしたいような装備もありますので、そういったものは敢えてオプション設定にしています。

経験を通して本当に必要と思うもの、必需品とを標準装備にし、無闇に付属品を増やすのではなく、省くものは省き、 好みで選びたいと思うような物はオプション設定にしています。

主な装備・付属品

Delphinaの開発に当たってCetusが考案したパーツがありますが、それがフジタカヌーのレギュラー商品になったり、Delphina向けに考えた仕様変更が逆にベースのAlpinaの仕様変更にフィードバックされた例などもあります。

  • Delphina開発時にスターンデッキに取り付けるデッキメッシュを考案しました
    • これはフジタカヌーのレギュラー商品になっています。
  • デッキとハルの継ぎ目には、ガンネルを外周するロープやバンジーコードを通すためのウェビングのループが縫い込まれていますが、元々Alpina-1のこのウェビングは20mm幅でした。しかしDelphinaではこのループを25mm幅のウェビングに変更してもらいました。
    • それ以降Alpina-1のウェビングも25mmに変更されることになりました。

ラゲージ

コーンドライバッグシステム

コーンドライバッグシステムは、Delphinaの開発時にCetusの考案した画期的な荷物収納のシステムです。

円錐形のドライバッグは カヤックの船体内にフィットしてスペースを最大限有効に使え、コックピットから荷物の出し入れのできるフォールディングカヤック(隔壁のないカヤック)には特に合理的です。

そして、円錐形のドライバッグ自体は目新しいものではありませんが、中に入れた荷物の状態などによっては、コックピット側から押しただけではスムースに船体内に収納するのが難しいことがあります。 それを改善し、バウハッチの必要性をなくしたのがCetusオリジナルのコーンドライバッグシステムです。 

  1. このドライバッグの 先端にはロープや小さなカラビナを付けられるグロメットが付けらています
  2. バウのフレームの先端付近には滑車が付けてあります
  3. ドライバッグの先端の グロメットにロープを取り付け、船体内先端の滑車を介してロープを手間に引けば荷物が船体内の先端の方に収まる仕組み、釣瓶井戸のような仕組みです。

これによって荷物の出し入れがしやすくなり、バウハッチを設ける必要がなくなり(防水性が向上し、劣化する部分が減る)ました

バッグの生地は、大変丈夫で防水性の高いカヤックのデッキと同じ素材です。

コーンドライバッグ単体での別売りもしています(滑車なども含めたシステム全体の別売りはしていません)。

もちろんスターン側の船体内にもフィットしますので、スターン側用にもお薦めです。

因みにDlphinaのスターンデッキはジッパーでフルオープンするので、釣瓶井戸式にする必要性はありません。

単体でのご購入はこちらから

上の3番目の写真はDlphina Sのスターン側にコーンドライバッグとフジタカヌーのドライバッグS・Mをセッティングした例です。

また、荷物がない場合も、これに空気を入れてセットしておけば、完璧ではありませんが浸水量を減らし、浮力の補助にもなります。荷物がない場合も積んでおくと良いと思います。

Feathercraft仲間のSouthern worksさんが、Delphinaと同様にAlpina-1をベースに選んでヤタガラスをプロデュースした際にも、このシステムを採用(Cetus認可の上)しています。

わかる人にはわかってもらえる証です。

ドライバッグS・M

フジタカヌーのドライバッグ S(容量10L)とドライバッグM(容量12L)が各1枚ずつ付属します。

カヤックのデッキと同じ生地で作られた、ロールアップクロージャーのドライバッグです。

生地が大変丈夫で防水性の高いことはもちろん、PUコーティングのようにコーティングが剥がれてきてしまうようなこともなく、長持ちすることも大きな特徴です。

サイズは全部で4種類ありますが、Delphinaに付属するSは下の写真の黄緑色、ブルーがMです。 

Sはカヤック本体収納用のバックパックがピッタリ収まるサイズです。パドリング中に収納バッグをコンパクトにまとめて濡らさずに運ぶことができます。

シルバーが容量16LのLで、ベージュが容量4LのSSです。

どのサイズも別売りしています。ご購入はこちらから。

カヤックを製造する際に出るデッキ生地の端切れを再利用して作られた、エコロジカルな製品でもあります。端切れの再利用ですので、色はアソート(選ぶことができません)です。

バウデッキの艤装

ガンネルのウェビングループ

デッキとハルの継ぎ目には、外周全体に張り巡らせるセイフティーラインを通すための25mm幅のウェビングのループが付いていますが、コックピットより前側には10箇所(片側5箇所)これがあり、荷物を固定するためのバンジーコードを付けるためのループも兼ねています。

荷物固定用のバンジーコードを付けるためにここにDリングが付けられていることがありますが、縫い込んで付けられたデルリンのDリングやバックルは、割れてしまうと(劣化して割れます)付け直すのが非常に困難(船体布を縫製し直さなければならない)です。

しかし、直接このウェビングループに通しても何も問題ないので、Delphinaの場合は敢えてデルリンのDリングなどは付けず、直接ループにバンジーコードを通しています。

これも長い経験から学んだことの一つです。

そして、このループに付け外しのできるデルリンのバックルやステンレス製のリングキャッチなどを取り付けることも可能です。

それらを介してコンパスやオプションのパドルシャフトホルダーなどを簡単に取り付けることができますので、使いやすいようにカスタマイズするのは容易です。

また、元々Alpina-1のウェビングは20mm幅でしたが、Delphina開発からのフィードバックで、18年からAlpina-1も25mm幅ウェビングに変更になりました。

Cetusオリジナル仕様のバンジーコード

バウデッキのバンジーコードは、ウェビングループ8点(片側4点)を使って、 左右両側から中央でフックを引っ掛けて合わせるようにして張られています

そして、デッキ中央のフックをかける部分にループが付き、バンジーコードをそのループに通すことによってバンジーコードが左右に分割して張られる形になります(ループを通さずに左右繋がった状態にすることもできます)。これは Delphinaだけのオリジナル仕様です。

何このようにした理由は、普通に左右繋がった状態でバンジーコードを張っただけでは、パドルやビルジポンプ、ボトルなどの細い物をコードで挟んだ際にズレたり挟んだ物を落としやすく、そこに不便に感じていたからです

ユーティリティーベルト

一番コックピットよりのウェビングループには付け外しが可能なテンションロック(割れても簡単に交換が可能)が付けられ、それを介してユーティリティーベルトが付いています。

このベルトには標準で2個のUロック Dリングが付属します。このDリングはベルト上で位置の移動ができ、割れてしまったら簡単に取り替えることもでき、必要に応じて増設(1個税別600円)も可能です。チャートケースやドリンクホルダー、カメラのストラップなどを付けておくのに便利です。

デッキに直接Dリングを付けず、取り外し可能なユーティリティーベルトを使用している理由は、ガンネルのウェビングにDリングを付けていないのと同様で、カスタマイズの自由度を高めることと、修理がしにくい、あるいは実質的に修理不可能にしないためです。 これも実際の経験(デルリンのDリングが割れたり金属のパーツが錆びても交換できないことがあった)に基づいて考えたシステムです。

バウライン

バウにはφ6mmの反射機能の付いたフローティングロープ(水の浮くロープ)が付いています。係留やトーイングされる際(引っ張ってもらうとき)などに使うロープです。

 沈んでしまうと何かと不便なので、水に浮くタイプのロープを使っています。 簡単に長さ調整ができ、デッキにスッキリ収まります。

色は視認性の高いオレンジ系ですが、銀色の部分はリフレクティブ(光を反射する機能)なので、暗い時の視認性を高めています。

スターンデッキの艤装

デッキメッシュ

Cetusの考案した、スターンデッキに荷物を固定するためのメッシュカバーです。

このデッキメッシュカバーはDelphinaの開発時にCetusの考案で作ってもらった装備品ですが、これをきっかけにフジタカヌー の通常商品にもなっています。

デッキに張られたバンジーコードは簡単に物を挟んでおくことができて便利なのですが、これだけでは少し心もとないことが多く、波を被ったりカヤックを担ぎ上げた時などにデッキから落ちたり、垂れ下がってしまうことがあリます。それを補うのがデッキメッシュカバーです。

付け外しと調整
  • 荷物の大きさに応じてベルトの長さが調整でき、バックルで簡単に付け外しができる仕組みになっています。
  • 割れてしまっても簡単に交換のできるバックルを使用していますので、不要な場合にはバックルごと取り外すことも可能で、スターン側だけでなく、バウ側のデッキに取り付けることもできます。
  • 基本的には濡れても構わない荷物や、船体内のスペースを有効に活用できなくなってしまうような形状の荷物をデッキ上に固定しておくためと考えています。
  • デッキ上に荷物を高く積み上げるような使い方はお勧めしませんが、荷物が多い場合などにスターンデッキにドライバッグをしっかり固定することもできます。
パドルフロートポケット

パドルフロートは海では必携品(私は実際に使ったことはありませんが)の一つでありながら、デッキに張られたバンジーコードになんとなく挟んでおくなど、案外所定の位置が定まらず、落としたり流失しがちです。

このデッキメッシュカバーには、シアトルスポーツのダブルチャンバーパドルフロートが収まるサイズの専用のポケットを設けました。画像の中の黄色いのがパドルフロートです (※ パドルフロートは付属しません)。

インフレータブルではないパドルフロートはこのポケットには入りませんので、メッシュの下に固定してください。その場合、このポケットは他の物を入れる小物入れになります。

フック付きバンジーコード

デッキメッシュの下にはバンジーコードも張ってあります。

このバンジーコードは組み立て分解や荷物の出し入れに便利なように、左右両側から中央でフックを引っ掛けて合わせるようになっています。しかしそれだけではなく、例えばマスクやフィンのストラップを簡単に通してから挟むことができ、流失防止にも役立ちます。

コックピット周り

フットブレイスとフットマット

フットブレイスは簡単に細かく位置の調整ができるキーパー社製のペダル式のフットブレイスです。

  • 踏み込んでもずれにくくしっかりしていて快適です。
  • ラダーを付ける場合はこれがスライド式のラダー操作ペダルになります。

フットマットは、踵が当たる部分に敷くマットです。

  • 直接踵が船体布に触れていると、ハルがコブのように張り出して変形してしまいますが、それを防ぎます。
  • 水底に擦ってしまったような場合だけでなく、普通に漕いでいる時も踵が痛くなりにくくて快適です。
  • 陸上では外して座布団としても使えます。
  • 標準で4枚のウレタンマットが入っていますが、ウレタンマットの増減で厚みを変えることができます。

水に潜って他の人の乗っているFeathercraftを水中から見上げた際に、特にKhatsalanoのようにデザインに凝った美しい船底のシルエットからポッコリと踵の部分で膨らんでいるのを見たりすると、正直なところ残念な気持ちを拭えませんでした。このマットはFeathercraftにも付けられます。こちらからご購入いただけます。お薦め品です。

シート

ボトムには厚いウレタンマットが入り、バックレストは形状や硬さが丁度良い、大変快適なシートです。

吊り下げ式ではなく、3本のベルトでボトム部分をフレームに固定します。バックレストは傾斜角度もベルトで調整ができます。

ぐらつくようなことなどなく、カヤックとの一体感のある座り心地を感じられるシートです。

シーソック

シーソックは船体内への浸水や砂など侵入を防ぎます。これがないと、沈をしたら船体内全体に水が入ってしまいます。

沈をしても岸に上がれる川では使わない人も多いようですが、すぐに岸に上がれるとは限らない海では、シーソックは必需品です。

また砂が入っても洗えば良いと思うかもしれませんが、砂はフレームと船体布を傷める最大の要因です。フレームと船体布の間で砂が擦れると、サンドペーパーをかけたのと同じことになるからです。

Alpinaは、シーソックがオプション設定となっていますが、Delphinaは基本的に海で使用することを想定していますので、標準装備品としています。

丈夫な生地でできていてコーティングもしっかりしていますが、傷んだら交換(税込価格19,800円)してください。

Feathercraftのダブルコーテッドの方が高いコストの生地が使われていますが、こちらはさすが日本製です。縫製や作りに関してはこちらの方が断然上で、大変丈夫に出来ています。

コックピットカバー

おそらくコックピットカバーを標準装備品に加えたカヤックなどないと思うのですが、経験上 ツーリングには欠かさず携行したほうが良いと思っている装備なので、これもDelphinaには標準装備品としています。

コックピットカバーの用途は、組み立てまま保管する際や、カートップする際に使用するものと認識している人が多いと思います。もちろんそういった場合にも役立ちます。

しかし、 実はツーリング中にこそ役に立ちます

  • 雨降りの日の休憩中やオーバーナイトでコックピット内に雨水が溜まるのを防ぐ。
  • 雨だけでなく、フナムシなどの侵入を防ぐことができる。
  • カヤックから離れる際に、荷物を盗難される危険を軽減できる。
最もあって良かったと感じるのは朝出発するとき

キャンプにしろ宿に宿泊するにしろ、大抵カヤックは外に置いておくことになります。

雨が降って船体内に水が溜まるのを防げることもコックピットカバーの大きな役割ですが、もっと絶対にあって良かったと感じることがあります。

コックピットカバーを付けていなかったために、「朝起きたら船体内がフナムシやその他得体の知れない生物に占拠されていた」なんてことは本当に起こることです。

リペアキット

フジタカヌーには、船体布用のリペアキットが標準で付属しますが、Delphinaには、それに加えてCetusオリジナルのリペアキットが付属します。

Cetus オリジナルリペアキット

フジタカヌーに標準で付属するリペアキットは、時間のあるときに使う材料です。接着剤で船体布を補修しても、修理後すぐには使うことができません。

Cetus オリジナルリペアキットは、フィールドで修理し、すぐに使えるようにするための材料を揃えたキットです。使い方は工夫次第ですが、カヤック以外にもテントやマットなどのキャンプ用品、その他様々な道具の応急修理にも役立ちます。

それらを防水のプラスチックボトルにパックしてあります。

  • Petacks Tape:約14 x 15cm x 2枚
    • 薬とかにありそうなダジャレ系ネーミングですが、PVCの幌などの修理に使う大変丈夫な生地で非常に強力な接着力を誇るリペアテープです。主に船体布の補修に使います。手頃な大きさに切って角を落として(剥がれにくくするため)から使用します。良く切れる刃物かハサミが必要です。
  • アルミテープ:約60cm
    • 水道管の補修などに使うテープですが、水密性が高く、フレームやパドルの補修にも最適です。手頃な大きさに切って使用します。良く切れる刃物かハサミが必要で、同じく剥がれにくくするために角を落としてください。
  • ステンレスワイヤー:約φ 0.28mm x 20m
    • 折れたフレームに巻きつけて補強、壊れたり失くしてしまったネジの代わり、バックルやカラビナやDリングの代わりなどなど、針金は様々な用途に使えます。錆びにくく丈夫なステンレス製を選んでいます。ニッパーやプライヤー(マルチプライヤーなど)など、ワイヤーをカットできる工具が必要です。
  • 電工テープ(ビニールテープ):1巻
    • これも主にパイプ系の補修に使いますが、その他何かとあれば便利です。手でちぎれます。
  • C型チャンネル:x 3個
    • リブフレームを縦通フレームに取り付けるプラスチック製のパーツですが、特に気温が低い時に割れてしまうことがあります。これが割れた場合はビニールテープで巻きつけてしまうなどの対処法もありますが、壊れる頻度が高く交換も簡単なので、予備パーツとしてキットに加えてあります。取り付けには+ドライバーが必要です。
  • アルコール綿:4cm x 8cm(2折) x 2パック
    • 船体布を補修する際などには、まずは接着面の汚れをしっかり落とすことが大切ですが、水洗いしただけでは油分などが落ちず、接着剤や粘着テープがうまく着かないことがあリます。なので、これで接着したい物の表面を拭って綺麗にします。パイプ類にテープを巻く際も、保護潤滑剤などの油分が付いている場合はこれで拭い落としてください。本来の用途は手指や皮膚の洗浄・消毒に使用する綿ですが、手頃なサイズで1パックずつ梱包されていて乾いてしまわないので便利です。

フジタカヌー付属リペアキット

Alpinaiに標準で付属する船体布のリペアキットです。

  • 補修用のデッキの生地(カヤックの色と同色)x2枚
  • ハルの生地 x2枚
  • 船体布用接着剤

その他

ノーズガード・テールガード

カヤックの先端部分を守る取り外し可能なガードカバーです。

Alpina-1ではバウ側のみ標準装備ですが、Delphinaは前後とも標準装備となっています。

傷んだ場合は、勿論このパーツ(税込1,980円/1個)のみの交換も可能です。

カヤック収納用バックパック

分解したカヤックを収納して持ち運ぶためのバックパックです。

前面パネルオープン式で荷物の出し入れがしやすく、ウェストベルトも付いていて、微調整もできる背負い心地の良いバックパックです。

前面にジッパー付きポケット、サイドにパドルポケットが付いています。

高さが100cmで、3辺の合計が ゆうパックの上限の170cm以下に収まるサイズに作られています。日本製ならではの発想です。

カヤック本体のみでキチキチのサイズではなく、着替えなど他の荷物を入れられる余裕もあります。

十分な強度のある生地でできていますが、ゴツくなり過ぎないしなやかさのある生地を選んでいますので、小さくたたむことができ、ドライバッグSに収められます。DelphinaにはそのためのドライバッグSも一つ付属します。

重量とサイズのオーバーにはご用心

このバックパックは170サイズに収まるサイズですが、荷物を詰め込みすぎて膨らむと、170サイズをオーバーしてしまう可能性もあります。パッキングの仕方に少し注意は必要です。

宅配便業者は、サイズや重量に関して今よりかなりアバウトで寛大な時代もありました。しかし、近年どこの運送業者もシビアになっています。

郵便局によっては30kg(ゆうパックの上限の重量)までしか測れない機械しか置いていなくて、重量オーバーを理由に拒否をされるだけで、どれくらい荷物を減らしたら良いのか見当がつきにくい場合もあります。

航空会社も、荷物の重量に関してシビアになってきました。特に運賃の安いLCCは、逆に荷物の超過料金が高額な場合が多く、JALやANAなどより総額が高くなってしまうこともあります。チケットを買う前に、事前の下調べが大切です。

その他の小物類

その他、スポンソンに空気を入れるためのエアポンプ、取扱説明書が付属します。

オプション

デッキとハルの溶着接合

通常デッキとハルの生地は縫製のみで接合されていますので縫い目の針穴があり、僅かではありますが、そこから浸水する場合があります。

針穴からの浸水が気になる場合は、自分自身で市販のシームシーラーなどを塗って目を塞ぐ方法もありますが、もう一つのオプションがあります。

それが、デッキとハルの溶着接合です。縫い目の針穴が完全に塞がれ、防水性が向上します。

これは、ご注文時(船体布製作時)にのみ追加な可能なオプションです。

価格:¥30,000(税別)

個人的には縫製のみでも気になるほどの浸水があると感じたことはありません。

また、溶着接合した場合はデッキとハルの生地を分離するような大掛かりな修理をする際には、縫製のみの場合より大幅に手間がかかり、修理コストもアップするといったデメリットもあります。そういった点にもご注意ください。

フジタカヌー Spray Skirt

スプレースカートは必需品ですが、既に合うサイズのものを持っていたり、他のメーカーの製品を使いたい人もいます。

そうした場合、標準装備品が無駄になってしまうこともあり得ますので、Delphinaは必需品のスプレースカートを敢えてオプション設定にしています。

  • 丈夫な素材で、丁寧な作りです。ショルダーストラップは斜め片掛け式です。 
  • 純正品なので、形もサイズもピッタリ合っています。合うサイズのスカートを既に持っているとか、他に使いたいスカートが決まっているなど、特に理由がなければDelphinaにはこのスプレースカートが最も無難です。

価格:¥8,000(税別)

パドルシャフトホルダー

フォアデッキ(バウデッキ)にスペアパドルを積む際に、シャフトを差し込むウェビングのループです。

スペアパドルはアフトデッキ(コックピットより後ろのデッキ)に積む人が多いと思いますが、コックピットに収まっている状態でコックピットの後側に積んであるパドルを自分一人で取ったり、それまで使っていたパドルを代わりにアフトデッキに積むのは非常に困難です。

仲間がいれば後にスペアパドルを積んでおいても大丈夫(もちろんDelphinaも後に積むことは出来ます)ですが、水上で自分一人でパドルを交換しようと思ったらフォアデッキに積んでおくのが現実です。そのためDelphinaはフォアデッキにスペアパドルを積みやすいようにフォアデッキのバンジーコードなどにも工夫をしています。

価格:¥2,000(税別)

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